ジュンチヤバリ茶園は、東ネパールのダンクタ地方、ヒレという村にある小さな茶園です。
2000年にローチャン・ギャワリとバーチャン・ギャワリの2人の兄弟によって創設されました。
「ジュンチヤバリ」は、ネパール語で“Jun =月の光”“chiya =茶”“bari=園”。「月明かりの茶園」を意味します。
ヒマラヤの美しいテロワールが生み出す
香り豊かな高山茶
ジュンチヤバリ茶園のお茶づくりにおいて、まず特徴的なのはそのテロワールです。
茶園は北緯27度と日本の沖縄と同じぐらいの緯度に位置し、ヒマラヤ山脈を望む標高約1650m〜2200mの斜面にあります。標高の高さは昼夜の気温差を生み、香りの高いお茶をつくることができます。
また南に標高約400mのタライ平原、北には8000m級の山々が聳えるヒマラヤ山脈があり、その間に数多くのマイクロクライメイトがあります。南の暖かい空気と北の冷たい空気が混ざり合うことで茶畑は時に霧に覆われ、質の高い茶葉の栽培が可能になります。
お茶づくりに極めて適したテロワールがつくる茶葉は、茶園で働く女性たちによって丁寧に摘まれます。摘採された茶葉は茶園の中の製茶工場に運ばれ、熟練の茶師によって様々な種類のお茶に加工されます。
独自の製茶技術が作る個性的なお茶
ジュンチヤバリ茶園は、その実験的なお茶づくりでも高く評価されています。創業時より台湾や日本などの機械を導入し、紅茶をはじめ、半発酵茶、緑茶、白茶など、多くの種類のお茶を生産しています。時には海外から茶師を招待して学ぶなど、日々技術の研鑽にも努めています。
ヒマラヤの豊かな自然とジュンチヤバリ茶園ならではの製茶技術がつくる、個性的なお茶の数々をお楽しみください。